RSウイルス感染、大流行のおそれ

初期症状に、風邪のような症状が出たらご用心ください。
たかが風邪かなと思って放置しておくと、肺炎など重症化することもある、「RSウイルス」に感染する人が増えています。
ウイルスの専門家は、過去最大級の流行になるおそれがあるとして、
注意を呼びかけています。
国立感染症研究所が9月18日までの1週間に、
全国の定点観測医療機関から報告を受けたRSウイルスの感染者数は、
1414人にのぼり、通常の年の2倍と言う患者数が発表されました。
国立感染症研究所の発表では、
「今後、冬に向けて感染が拡大するので、
過去最大級の流行になるおそれがある」と厳重な注意を呼びかけています。
初期症状は発熱や鼻水など風邪そのもの。
しかし、熱が下がった後もせきが続クという症状をたどり、
さらに悪化すると気管支炎や肺炎などの重篤な症状を、
引き起こすおそれがあるということです。
あまり知られてはいませんが、毎年2万人程度が入院しており、
重症化しやすいのは初めてRSウイルスに感染する、
0歳から2歳までの子供、心臓病など基礎疾患がある子供で、
それに対し大人や小学生などは既に免疫があり重症化はしにくいとです。
RSウイルスはの感染経路は、せきやくしゃみなどの飛沫感染で、
ウイルスそのものを撃退する薬は未だ開発されておらず、
国立感染症研究所は風やインフルエンザの要望と同じく、
手洗いを徹底して予防するよう呼びかけています。