孫のようだ…女子東大院生、町議選でトップ当選

昨日投開票が行われた新潟県津南町議選において、
東大大学院生の桑原悠さん(25)がトップ当選をした。

桑原さんは同町出身、新潟県立高校を卒業後、早稲田に進学。
卒業時に、自分自身が25歳で被選挙権を得た直後に、
故郷である同町の町議選がありそうだと言うことを知った。進路は、
東大大学院に進み、公共政策を専攻。
また、ゼミの教員が元岩手県知事の増田寛也氏であり、
増田氏に出馬の決意を語った際には、
「絶対受かってこい。落ちたら帰ってくるな」と“激励”されたという。

選挙期間中の集会には祖父母の世代が集まって、
口々に「孫娘のようだ」との印象を持たれると同時に期待を受けた。
桑原さんの政策は財政再建や農業基盤の強化で熱く語ったという。

定数16を17人で争った選挙で決して競争率は高くはなかった。
しかし、「想像もしていなかった」1144票を得てのトップ当選で、
2位に500票以上の差をつけた。

同町は人口約1万1000人、高齢化への対応などが課題である。
当選を喜んだ直後には、
「議員になって厳しい評価をつきつけられるかもしれないが、
今はその覚悟ができている」と表情を引き締めた。