声優・野沢雅子が事務所廃業、青二プロダクションへの移籍を発表。

アニメ「ドラゴンボール」の孫悟空役などで知られる声優・野沢雅子は、
3月31日、自身が代表を務める声優事務所、
オフィス野沢」の廃業を発表した。
野沢は今後、大手声優事務所の青二プロダクションに移籍して、
活動を続けていく。
ドラゴンボールシリーズはアニメでありながら、
子供から大人まで幅広い人気を持つアニメーション。
野沢雅子は3人以上の声を担当し、同アニメになくてはならない存在。

オフィス野沢の公式サイトに掲載された、
オフィス野沢からのお知らせ」では、まず、
「突然ですが、株式会社オフィス野沢は平成18年4月創業以来、
皆様のご厚情を頂きまして今日まで営業を続けて参りましたが、
諸般の事情により2012年4月30日をもちまして廃業する運びとなりました」、
と報告。代表の野沢は、1969年の創業時に、
設立メンバーとして名を連ねた青二プロダクションへ移籍し、
「役者に専念させて頂く事になりました」としている。
廃業の理由などは明らかになっていないが、
野沢をはじめ各声優たちの今後の活躍が滞るものでないなら、
新天地を求めても全く問題ではないだろう。

また、オフィス野沢所属の千葉千恵巳賢プロダクションに、加藤優子
笹本優子吉田小百合ほか役者・スタッフ一同はメディアフォースに、
それぞれ4月1日付けで移籍することが併せて発表された。

野沢は1936年生まれの75歳。
ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎役や「銀河鉄道999」の星野鉄郎役、
ど根性ガエル」のひろし役、「ドラゴンボール」の孫悟空役など、
数々の大ヒット作品で主人公のキャラクターを演じ、
今年の「第11回アニメアワード」では功労賞を受賞した。
野沢の今までのアニメーションに対する功績は計り知れなく大きなもので、
75歳といささか高齢ではあるものの今後も活躍を期待したい。