<消費増税法案>首相強気、頼みは自民…民主決着

この消費税法案の行方いかんによっては、解散総選挙もありえるか?
野田政権は28日、首相官邸で政府・民主三役会議を開き、
消費税率を14年4月に8%、15年10月に10%に引き上げる、
消費増税法案を30日に閣議決定して国会に提出することを決めた。
この増税に関しては時期はずれるものの、
自民党を中心とした保守派も折り込み済みのため飲むしかないだろう。

しかし、小沢一郎元代表のグループを中心とする反対派は、
国会採決での「造反」をちらつかせ、採決阻止を狙う構え。
小沢一郎については、まだ小沢についている議員がいるのかと、
実は不思議でならないのだが、増税は避けられないのだから「造反」は、
政党政治を否定するものであり愚挙としか言いようがない。
個人的には、元秘書も有罪になったことから、
小沢にはさっさと議員辞職してもらいたいと思っているのだが。

今国会成立に「政治生命を懸ける」と表明している野田佳彦首相は、
自民党の協力に期待するが、
同党は法案成立前の衆院解散・総選挙を求めており、
4月以降の後半国会は消費増税をめぐる与野党の駆け引きで、
緊迫する展開となる。

確かに経済通の議員からは、消費税増税の前にデフレ脱却の経済政策を、
速やかに実施すべきとの声もある。
消費税増税が行われればデフレが解消されず、
さらに消費が落ち込み日本の不況は泥沼に突入の可能性は高い。
また消費税増税を行なった過去の内閣は、
全て総辞職または解散に追い込まれており消費増税を花道に野田内閣、
そして民主党よさらばという筋書きも大いにありえる。

◇倒閣も視野…小沢元代表

民主党執行部は27日夜、社会保障と税の一体改革調査会などの合同会議で、
景気悪化時に増税を停止する「弾力条項」に、
「名目成長率3%、実質成長率2%」の数値目標を盛り込み、
15年10月以降の「追加増税条項」も全文を削除する修正案を提示。
ここまで譲歩を重ねたのは、衆院の法案採決で民主党内から50人超が、
造反すれば否決されるためだ。
しかし、ここまで譲歩しなければ党内をまとめられない野田代表も情けない。
元々イデオロギーがバラバラの政党なため、
民主党の中では保守系の野田代表にはあまり味方はいない。

それでも会議は28日未明の議論打ち切りで紛糾し、
反対派が「一任」拒否を宣言した。
小沢グループの若手議員は、
「作戦通り。一任で終わったら採決のときに反対しづらい」と語り、
法案採決時に造反する口実を確保するのが本当の狙いだったことを明かした。

小沢グループは6月21日に会期末を迎える通常国会での法案採決を阻止し、
9月の民主党代表選で「野田降ろし」を仕掛ける戦略を描く。
小沢元代表は28日、衆院議員会館の事務所に側近議員9人を集め、
「こんなことをやると野田首相はもたなくなる」と、
「倒閣」に動く意向を示唆。
側近議員も「そもそも採決までいけないだろう」とけん制する。
小沢は自民党を割って出て以来政局をかき回しているだけの男。
政治信条など持たず、ある意味売国奴的人間だ。
このような人物にまだついていく議員がいるのが不思議だが、
小沢の求心力はズバリ「金」なのではないのか?と思うのは私だけか?

党分裂を避けたい輿石東幹事長や樽床伸二幹事長代行も解散に慎重。
輿石氏は28日午後、反対派の川内博史衆院議員、
中間派の馬淵澄夫国土交通相らを呼び、
提出後の譲歩も示唆して理解を求めた。
執行部は造反を最小限に抑えられるよう、
審議入りの時期を慎重に探るとみられ、
審議入りは4月中旬以降にずれ込む可能性もある。
まあ、どう転んでも紛糾する国会となりそうだ。

法案成立が見通せない中、首相は強気の姿勢を崩さない。
小沢グループは法案採決時に反対できないとの読みがあるからだ。
選挙基盤の弱い若手議員が大半を占める小沢グループにとって、
最も避けたいのは消費増税を争点に衆院解散・総選挙に突入すること。
首相側近は、
民主党内の造反が理由で法案が否決されれば、
内閣不信任案が可決されたことと同じ意味だ」と、
首相が解散に踏み切る可能性を示唆する。

私自身は解散総選挙が最も望ましいと思う。
たとえ、政権政党の座を降りることになったとしても、
これまでの民主党のお金の問題、親北朝鮮、親韓国、親中国の売国奴議員を、
一掃しない限り日本国のまともな政党とは思えない。
そして、民主党の癌的存在とも言える小沢一郎親北朝鮮)、
輿石東日教組のドン)を排除することは必須と言えるだろう。
野田代表は小沢一郎に公認を与えないなど、
徹底的に小沢外しを考慮するべきだ。
でなければ、民主党は消滅の道を歩むのは間違いないだろう。