70億円!ダル、レンジャーズと銭闘開始

日本の誇るエース、ダルビッシュが動いた。
アメリカ大リーグのレンジャーズは、
独占交渉権を持つ日本ハムダルビッシュ有投手が、
テキサス州ダラス近郊に滞在中との発表を行なった。
また、代理人のアーン・テレム、団野村両氏が、
同州アーリントンにある本拠地球場で、
ジョン・ダニエルズGMら球団幹部と対面した。
今回の移籍の要求額は6年総額9000万ドル(約70億円)と、
言われておりこれからの交渉内容に注目だ。

まだ契約はしていないがレンジャーズも、
ダルビッシュのために異例の対応をしたのだ。
ダラス近郊に滞在中で、今回が初めての訪問だと公表。
「今回の滞在中にこれ以上の発表はない」という声明を出した。

ダルビッシュは球場に姿を見せなかったが、
代理人のテレム、野村両氏はダニエルズGMら球団幹部と対面した。
注目の入団交渉が始まったと見ていいだろう。

レンジャーズは、ポスティングシステム史上最高額の、
5170万3411ドル(約39億8100万円)で、
ダルビッシュとの独占交渉権を落札したといわれている。
落札額同様、レッドソックス松坂大輔投手(31)が5年前に交わした、
6年総額5200万ドル(当時のレートで約60億円)を上回るのは確実。

米メディアによると、ダルビッシュの要求額は、
6年総額で9000万ドル(約69億3000万円)といわれている。
これはレンジャーズからフリーエージェントエンゼルスに移籍した、
C・J・ウィルソン投手の5年総額7750万ドル(約60億円)と、
年俸換算でほぼ同額となる。
2年連続で15勝した左腕エースと同等の評価を求めるということは、
ダルビッシュサイドの強気の姿勢と自信が感じられる。

もちろんこの高額交渉は、難航が予想されているのは間違いない。
前例で言うと、5年前の松坂も期限ぎりぎりまで合意できずに、
決裂かと一部では報じられた。
ダルビッシュが今回渡米した意図には、期限ぎりぎりまで粘るための、
交渉前にメディカルチェックを終えた、という見方も。

交渉期限は米東部時間18日午後5時。
ダルビッシュがレンジャーズのユニホームを着るかは、
この2週間で全てが決まることとなる。