<高線量>新築マンションで検出 コンクリ発生源 二本松

もう福島県だけの問題ではない。
日本規模、世界規模で考えないとならないのではないかと思う。
内閣府原子力災害対策本部と福島県二本松市は15日に、
二本松市内の鉄筋コンクリート3階建て新築マンションの1階屋内部分から、
屋外より高い最大毎時1.24マイクロシーベルト放射線量が検出され、
1階住民に転居を勧めていると発表したということだ。
新築マンショの内部から高濃度放射線が発見されるとは。
内閣府原子力災害対策本部は、原発事故の当時、
福島県浪江町採石場に保管されていた石を使用したコンクリートが、
発生源とみて確認をいそいでいる。
建築資材の砕石については放射線量による出荷制限はないので、
他にも汚染された建材が流通した可能性が大きいとして調査を始めた模様。

当該マンションは同市若宮地区にあって、昨年の7月完成し、
12世帯が居住しているという状況。
1階に住む女子中学生が個人線量計で測定した累積被ばく線量が、
高いことが12月に判明して調査をしたところ、
放射線量は屋外では毎時0.7〜1.0マイクロシーベルトなのだが、
1階は0.90〜1.24マイクロシーベルト
2〜3階は0.10〜0.38マイクロシーベルトという値が出た。
内閣府原子力災害対策本部は、
「避難が必要な値以下で、直ちに健康を害するものではない」としているが、
市は1階住民にあっせんする転居先物件を探すと共に、
2〜3階住民の意向を聞いているということで、
国や東電は全く信用されていないことがここでもわかるだろう。

原発事故後、汚泥やがれきの再利用については基準が定められたが、
コンクリート用の砕石には基準はないというザルと言ってもいいもの。
原発事故後、新築住宅の汚染判明で住民移転が迫られるというのは、
責任所在は明らかなのであるから、速やかな対応と保証が求められる。

大体、新閣僚人事を発表しても能力のなさを露呈した人間ばかり。
鉢絽経産大臣って、前回馬鹿な発言をしてすぐ辞任した人で、
確かにあのあと擁護する記事などが発表されたが政府&東電&マスコミが、
一連托生であるためそのニュースの内容は真実味が感じられない。
スキャンダル人間はそぎ落とした人事というだけで何も変わっていない。