福島第一原発2号機圧力容器の温度上昇

やはり、アメリカやフランスの言った通りのシナリオになってきた。
福島第一原子力発電所2号機の原子炉圧力容器の温度が、
今月に入って上昇を続けているのである。
東京電力」は、注水量を増やすなどして対応しているのだが・・・

原子炉圧力容器の温度が上昇傾向を示しているのは、
2号機圧力容器の底の部分にある3つの温度計のうちの1つ。
1日には50℃程度だったが、その後徐々に上昇をはじめ、
5日には一時、71.7℃を記録したという。
同じ高さにある他の2つの温度計には変化は見られず、
45℃程度で安定している。

東京電力は、圧力容器に注入した水の流れが変わって、
溶け落ちた燃料を効果的に冷やせなくなっている可能性があるとしているが、
詳しい原因はわかっていない。すべて憶測での発表でしかない。

東京電力は、原子炉への注水量を増やして監視を続けるとともに、
最悪のケースである再臨界をしていないかを確認するために、
近く炉内のガスを分析することにしている。

とにかく、今回の原発事故は人災という他はない。
前首相の菅直人がとにかくパフォーマンスを見せるためにヘリに乗り込み、
現地に向かったために海側へのベントができずに放射能は陸で拡散した。
また、フランスをはじめとする原発先進国から防護服や放射能測定計が、
2万セットも送られていたにもかかわらず放置されていた。
国会で野党議員(自民党)から指摘されて慌てて配送の手配をするという、
前代未聞の体たらく。野田首相をはじめとする閣僚の違法献金
マルチ商法疑惑、沖縄基地に対する暴言とも取れる発言等、
民主党が政権を握っている限り日本は亡国へとまっしぐらだろう。