ランボルギーニもSUV参入、4月に計画発表へ=関係筋

ランボルギーニと言えばスーパーカー世代には憧れの車である。
また現在も人気はあり金銭格差の問題の中で、
いわゆるお金持ちの方で愛車にしている方は多い。
フォルクスワーゲン傘下にある高級スポーツ車ランボルギーニ」が、
スポーツ多目的車の開発を進めていることが分かった。
開発事情に詳しい関係者の2人が明らかにしたという。

関係筋に話では、ランボルギーニは2016年の市販を目指しており、
4月に行われる北京自動車ショーでSUV新モデルの計画を発表する予定。

SUV参入については、純粋なスポーツカーを好む、
ランボルギーニ愛好家は敬遠するという大きなリスクがある。
それでも、高級四輪駆動車市場は急成長している市場であり、
業績低迷から脱却を目指すランボルギーニーには、
ポルシェ「カイエン」のヒットに乗るという狙いと思惑がありそうだ。

調査会社IHSオートモーティブのクリストフ・シュトゥーマー氏は、
「業界には大きな驚きだったが、高級SUVの成功はポルシェが証明した。
今はどこもこぞって参入している」と指摘している。
同社の推計によると、高級SUVの販売台数は2015年までに、
西欧地域で約20%、米国で30%、中国では50%伸びるという予測だ。

既に約10年前にデビューした「カイエン」は、
ポルシェで最も売れている実績を持つモデルとなっていて、
2011年の販売台数は5万9000台に上った。

一方では、米ロサンゼルスを拠点とする、
世界最大のランボルギーニ・オーナーズクラブの会長は、
「SUVはかっこいいかもしれないが、
地球上で最速かつ見た目も過激でなくてはならない」とチクリ。
「もしBMW X5のようなありふれたモデルが出てきたら、
それは裏切りだ」と厳しい発言をしている。