渡辺会長、清武氏に完勝宣言「試合に集中を」

私は巨人ファンではないので関係ないと言えばないのですが、
この老人だけは「早く表舞台から去って欲しい」との気持ちでいっぱいです。

巨人を激励する「第20回燦燦会総会」が22日、都内のホテルで開かれた。
主催者を代表してあいさつした巨人・渡辺恒雄球団会長、
読売新聞グループ本社会長は、3年ぶりの日本一奪回はもちろん、
前巨人代表・清武英利氏との法廷闘争について、
「勝ちます」と勝利宣言をした。
果たしてこういう場でのこの発言がいいものなのか疑問に思いますが・・・

壇上の渡辺球団会長は、相変わらず舌好調だった。
昨年11月から世間をにぎわし続けている“清武の乱”にも斬り込んだ。
しかし、これはこのような激励の席においては内紛を蒸し返す、
愚かな言動としか思えません。
森喜朗元首相や御手洗冨士夫経団連会長ら、
政財界の重鎮が顔をそろえた開幕前恒例の激励会。
主催者あいさつの場で堂々の勝利宣言。
政治家や経済界の重鎮が顔を揃える中での裁判に関する発言は、
選手たちは内心赤面するような恥ずかしさに襲われていたと思います。

「ドブネズミか泥棒猫か知らんが、そんなものが一匹やそこらいても、
そういう問題は一切忘れて、それはわれわれにお任せいただいて…。
堂々と法廷で決着を付けますから、勝ちますから、
そういうことは全部忘れて、試合に集中してくれることをお願いしたい」

主将の阿部ら選手たちが、思わず苦笑いするほどの直球勝負だったという。
ナベツネ氏は絶対的存在なので苦笑するしかなかったのだろうが、
心中穏やかではなかったと思う。
昨年11月、コーチ人事などを巡り渡辺球団会長を批判して解任された、
清武氏とは法廷闘争中。
しかも今月は、朝日新聞による一部選手の契約金超過報道に揺れている。
巨人の内部文書の流出問題では、前代表の清武氏の影もちらつく。

「変な人間が一人いなくなると、一体感が非常に強まる。
去年まではその変な人の補強で、ダメ外国人ばかりで酷評されましたが、
今年は大補強に成功いたしました」
成績を残せなかった補強した選手であっても巨人のためにプレーした人。
結果だけを受けてのことなら自由契約だけでいいはず。
既に居なくなった選手を万座の席で酷評するのは人間性を疑いますが。

オフには杉内、ホールトン(ともにソフトバンク)、村田(DeNA)、
ボウカー(前フィリーズ)を獲得。戦力では他球団を圧倒している。

「もうケチをつける邪魔をする人は球団内にはおりませんから、
思い切った采配を振るっていただきたい」

3年ぶりのV奪回と法廷闘争は、まさに視界良好と言わんばかり。
渡辺会長は自信たっぷりに言い放った。
清武氏がどのような隠し球を持っているかわからない。
こんなに強気でいいのか?捕らぬ狸の皮算用とならねばいいですがね。