G大阪公式戦5戦全敗 監督解任も/J1

やはり西野監督は偉大な監督だったのだろうか。
G大阪のセホーン監督が、解任危機に陥っている。
25日のホームでの磐田戦を落として、
アジア・チャンピオンズリーグを含めて開幕から公式戦5戦全敗となった。
J2降格圏の16位に低迷するといった、全く復調の気配が見えない。
試合後にクラブ首脳が指揮官の去就に関して約2時間の緊急会議を開いた。
金森喜久男社長は即座の解任は否定、
しかし関西の名門チームが迷走状態となっている。

G大阪が早くも監督交代という危機的状況に陥っている。
93年のJリーグ創設時から顧みても、クラブ史上初のリーグ戦開幕3連敗。
ACLを含めると公式戦5連敗という光の見えない泥沼にもがいている。
セホーン監督の責任問題に発展しているのは必至。
金森社長と山本浩靖強化本部長らの、
クラブ首脳が試合終了後から会場内の一室で緊急会議を開いたという。

金森社長はセホーン監督の解任については、現時点では「ない」と否定。
しかしその一方では、昨年末にセホーン監督と呂比須ヘッドコーチの、
招聘に動いた山本強化本部長は、
「最終的に決めるのは社長。
わずかながら新潟戦でセホーン監督が指揮を執る可能性はある」と、
微妙な言い回しをしている。
金森社長は「経営者はどういう状況にあっても覚悟はしている」という。
指揮官解任の場合は、フロント陣も総辞職する可能性も出て大荒れだ。

昨季まで10年間指揮を執った西野前監督が退任し、
常勝クラブへの改革を進めるはずだったのだが・・・。
それが、ブラジル人指揮官との連携がかみ合わない状態。
セホーン監督は、
「これからも同じように誠実に透明な形で仕事を続けていきたい」という。
しかし、このままでは、現体制はそう長くはないことは明らかだ。