富士川河口断層帯、単独でもM8…静岡大調査

一体この日本列島という我国は安心して過ごせないというのか?
阪神大震災東日本大震災という2つの震災を経験し、
今現在は瀕死の状態の我国が復興するまでに、
何時までかかるかわからないというのに・・・

富士山の西側を走る「富士川河口断層帯」が、
従来の調査結果よりも1・5倍長く、約40キロ・メートルに及ぶことが、
静岡大学の林(りん)愛明教授(地震地質学)らの調査でわかったそうだ。

断層帯は、単独でマグニチュード(M)7・2、
駿河(南海)トラフ沿いで起こる東海地震と連動すれば、
全体でM8程度の地震を起こすと想定されているが、
林教授は「単独でもM8程度になる」と指摘しているという。
思うに静岡大学は国立大学で、我々の税金で運営されている。
東日本大震災が起こったから、急ぎ調査を詳細にしたのであろうが、
結局不安だけを煽る結果を発表。
怠慢なのではないか?学者なら先読みすべきではなかったか?

富士川河口断層帯は、駿河トラフから内陸の地下へ続く、
プレート境界につながるとみられ、
東名、新東名の両高速道路や東海道新幹線の直下を横切ものだ。
政府の地震調査研究推進本部は、
静岡県富士宮市から静岡市までの約26キロとしてきたのだが・・・。

しかし、林教授らは地形の分析などから、
さらに10キロ以上北の山梨県富士河口湖町まで延びていると推定。
掘削調査で確認したというのだから確かだろう。
調査では、最近1000年以内に生じた、
2〜3メートル以上のずれ(上下方向)が見つかり、
林教授は、
「1854年の安政東海地震の際に連動して動いた可能性がある」
とみている。
同本部の長期評価では、
断層帯東海地震と連動してM8程度の地震を起こす確率は、
30年以内で最大18%という数字をはじき出している。

いずれにしても不安な地域はこの静岡県だけではないだろう。
いたるところに500年に1度とか、
10年以内に大地震が起きても不思議でないとか情報は錯綜している。
野田内閣(民主党)はデフレ脱却の経済政策も行わず、
ひたすら増税へと走っているが被災地は見捨てるのか?
民主党に大震災が起きて、
まともな政治を行う政治家に登場して欲しいものである。